「想いを姿に つなぐ 意味と行動」

齋藤研究室では,脳はいかにして「意味」を理解しているのか,その仕組みを解き明かすために,
人の認知・記憶・感情・行為など幅広いテーマを扱っています.人の多様な情報処理活動の過程を
認知心理学の手法や,脳波・眼球運動・行動の計測装置などを利用して,認知科学的なアプローチで
解明しようとしています.

研究テーマ例
  意味情報処理過程,二言語併用者における心的辞書,
  自伝的記憶と感情,発話とジェスチャー,認知障害,
  行為のマルチモーダルな説明・理解・遂行における知識情報処理,

人の知覚,記憶,言語,思考,注意や意識などの高次精神活動と,それらの活動を支える身体運動・
動作・行為・行動などの身体活動との相互作用の解明を目指しています.精神活動と身体活動とを
「つなぐ」知識処理とその「表現」について考えようとしています.
「想い」は表現されても,伝わらなければ,「意味」を失い,また伝わっても,「行動」に移されなければ,
その「使命」をまっとうすることができません.
人々の生活における認知的「支援」をどのようにすれば,実現できるのかを実践的に研究することも,
この研究室の重要な使命だと考えています.

齋藤洋典



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